令和3年3月19日。
春の日差しがきらきらとした 静岡市葵区慈悲尾にある慈悲山増善寺。
今川氏親公の菩提寺として千年の古から脈々と歴史をつむぐお寺です。
長くお付き合いのある千代様は増善寺様の総代をされており、増善寺様へ座卓を寄贈したいとのご相談があり、製作に携わることになりました。
この座卓の材料は楠(くす)で、静岡市内で育ったの樹齢約100年ほどの木で、8年ほど前に挽いて千代様自身が長く管理(大変なことです)してきた貴重な材料でした。それを、菩提寺である増善寺様で実用的に使い勝手のよい調度品にして寄贈されたのです。
3間続きの広間に楠の座卓をつなげておきました。増善寺様は美しい木目やすっきりとした作りをとても喜んでくださり、なによりS様への感謝を何度も口にされました。菩提寺と檀家との関係、今はそうしたつながりは減りつつあるかもしれませんが、とても大切な関係を見せていただきました。またそのやり取りに関わらせていただき感謝しています。
(左・中央2人が増善寺様、右が寄贈した千代様)
増善寺は静岡の少し山間に入るとことにある自然の豊かなお寺です。四季折々の表情を楽しめる境内も素敵なところです。
この日は、木蓮、レンギョウが目に入りました。 増善寺 ホームページ