台風の時などに危険なため伐採した木があり、放置して朽ちるのも忍びないので引き取らないかとのご連絡をいただきました。下見に伺うと根本から2つに株別れした直径70cm、推定高さ15m以上の桐の巨木が横たわっていました。
昔は女の子が生まれると苗を植え、その子がお嫁に行く際、その木でたんすを誂える風習がありました。この木は亡くなったお婆さま生誕時に植えたらしいので樹齢100数年とのこと。
枝は多いものの良材であること、希少な国産桐であること、専門の業者さんに任せたため、伐採した日も昨年の冬至という良い条件であることを考慮し、譲っていただくことになりました。
ただし条件がひとつ、
「土地に傷をつけないこと」(つづく)